COLUMN - コラム
Vol.7 「お店を始めて...」
残暑お見舞い申し上げます!
本当に暑いです!M3と身体は年々「年」を重ねて辛くなるばかりです。
さて今回は私がお店を始めて、M3クラブメンバー以外の
様々なお客様(E30 M3限定)がご来店したエピソードをお話します。
どこのショップでもそうですが、ショップ販売している製品を自信を 持って販売する
のは当たり前です。私もそうですが、しかし中には、「これは駄目だ」と想った事も
あります。事実E/Gオイルにしても当初は2メーカーラインアップで頑張っており
ましたが、片方の メーカー製が宜しくない事が判り、直ぐにNGでした。
やはり実際に使用してみないと、分からない 部分は多分にございます。
先日も上越方面から初めてのお客様で、一通り車を点検して何処で整備 したか
一発で当てました。(別段大した事は無いですが!)自分でお店始めて
「この修理は」「この商品販売は」と様々なショップがありますが、
関東では有名専門ショップをいうと 僅か数店舗なので直ぐにわかります。
専門ショップ様のカラーと言えば、そこまでですが…
私の場合は、基本に忠実に良い物をドンドン使いたい方なので、先ずは基本から出発です。
お話がそれましたが、上越方面のお客様作業以来は当初、オルタネーターアジャストバー交換と E/Gオイル交換でした。
その他、無料点検でお約束の箇所不具合はありましたが、今回は お客様の要望で前期修理のみはずでしたが、
ここで問題発生!
兼ねてから「ベルト鳴き」を指摘していて全然改善されなくて、
こちらへ入庫されたのですが、 オルタネーターアジャストバーを取り外したら
何と!フロントエンジンカバー(ウォーターポンプが付く所) アルミ製の
オルタネーターアジャストバーと共締め箇所が「ポッキリ」折れてまして@@!
アジャストバーを取り外した瞬間、「ポロッ」と下へ落ちました。
これは大変だ〜!状態でした。実はこのフロントカバーは厄介でして…
本来の修理はシリンダーヘッドを下ろさなくてはできないのですが、
お客様の経済的理由で 少々、「荒治療」で修理します。
それより、なにより、この箇所が2007/2に廃盤になり、
部品としては、もうありません。(メンバー皆様も気をつけて!)
先日も、静岡の大御所!大先生!から連絡が着た次第です。
で、こうなった原因として考えられるのは?
1.以前にウレタン強化B/Cを入れていた。
2.地元ディーラーでオルタネーターリビルト新品に換えられてしまい
以前はBOSCH製だったが、Valeo製になってしまい
しかも!これがB/C(4箇所)を使わないリジッドタイプ
直付けタイプに変更されてました@@!
これも驚きです!どうして、こんな商品をBMW Japanは
判っていて販売するのか不思議です!
前例でも、エアコンでR134aレトロフィットキットでも同じ事が言えます。
以上、上記が考えらると思います。
メンバー皆様もお分かりで、純正部品(対策品)肌色ブッシュを使っていれば
今回の様な事例は先ず(100%)起こりません。
予断ですが、今回お客様は折角ディーラーでリビルト新品オルタネーターを
交換しましたが、同じ結果になるのでBOSCH製のリビルト新品B/C入れ替えで
作業する事に なりました。で?結局ベルト鳴きはP/Sベルトアジャストバー調整の
ギアが「ナメテ」まして 調整不可能としっかり固定されて無かった事が判明しました。
直ぐに注文でしたが、お約束の「SO」でした。
こんな感じで色々な事、様々なトラブルが発生する度にE30 M3は奥深く、
日々、勉強させられております。
それでも!BMWメーカー(AG)は「ネオヒストリック」になりつつある
E30 M3の部品も一応、考えてくれている様で、
例えば、ここ最近サーモスタットに繋がる「三叉ホース」なんかは
きちんと対策品にいつのまにか?変更されておりました。
ここら辺は流石はヨーロッパ企業というか、自動車メーカーの根底から考えが違うのでしょうか?!
今回は少々、長くなりましたが、
では、また!
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